3日~4日の日程で参加しました。一日目は都留文科大学、後藤道夫先生の記念講演『改憲のねらいと新自由主義国家像 -ナショナル・ミニマムと地方自治構造改革-』で幕を開けました。
「格差社会」、いやな言葉です。小泉首相は格差を「確認できない」と言うにとどまらず、「格差が出るのは悪くない」と言い放ちました。人間的な暮らしさえできない悲惨な格差社会になっているにもかかわらず、こう言ってのける政治をこのまま続けさせていくわけにはいかないと思います。
記念講演で、「格差社会」の現状、「構造改革」の現段階と今後の狙い、改憲の狙いが詳しく話されました。阻止にためには07年参議院選挙で勝利をしなければならない。大いにこの戦いをすすめていかなければならないと、語られたかと思います。
「格差社会」の現状は、みなさんもよくご存じだと思いますが、具体的な詳しい数字で話していくことの重要性が強調されました。その通りだと思います。
(↓横浜中華街『関帝廟』、写真のメンバーはセミナー参加者で、懇親会後の帰りにご一緒しました)
(↓二日目専科での日本大学 永山利和先生の基調講演)
二日目の専科は『共事業・公契約の改革から地域経済社会の再生へ』のテーマで日本大学、永山利和先生の基調講演から始まりました。
今吹き荒れている「構造改革」の中での「公契約」運動のあり方、その重要性が話されました。
「公契約」とは、国や自治体と民間との間で行われる入札や委託などの契約のことで、「公契約法・条例」とは、こうした契約をする場合、この事業に働く労働者の賃金を適正に確保させる制度です。
「公契約」運動は、この法・条例制定を求めることはもちろんのこと、働く労働者の生活を守るために、現行法を活用し、現在でも可能な公契約の改善を求め運動することです。
「公契約」運動のよってたつべきところは、
”市場秩序は人間の尊厳、人間らしさを保ち、
人間の矜持を保てる条件が基礎となる。”
今ほど人間の尊厳が踏みにじられているときはありません。
この運動は、公務労働者、下請業者、そこで働く労働者、ともに連帯して取り組んでいける運動です。
「セミナーパンフレット」です。(PDF634KB)
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