遅くなりましたが、総務委員会が開かれましたので報告いたします。
1.審査事項
請願17号 共謀罪新設に反対する意見書の提出について
2.報告事項
(1)「ひと、輝くまち 倉敷」推進会議中間報告書について
(2)平成17年度行財政改革実施計画実施結果報告について
(3)国際交流事業について
(4)市民活動推進に伴う人材養成事業について
(5)倉敷市内町内会長等市長感謝状贈呈式について
(6)地域審議会開催状況について
(7)緊急告知FMラジオの貸与について
(8)平成18年度平和事業実施計画について
(9)平成18年度第1回遊休地売払い結果一覧表について
(10)倉敷市物品登録業者指名停止について
(11)倉敷市建設工事等請負業者指名停止について
(12)平成18年度市県民税納税通知書の発送について
(13)インターネット公売について
3.その他(口頭報告)
(1)チボリについて
(2)船穂地域審議監の決定について
(3)「倉敷市立短期大学改革調査支援業務」にかかるコンサルタント業者募集について
(4)官民競争入札制度(市場化テスト)導入準備業務にかかるコンサルタント業者選定の審査結果について
審査事項の『請願17号 共謀罪新設に反対する意見書の提出について』は、前回委員会と同様に継続審査となりました。今国会で審議がされているときだけに、採択できればと思っていましたが次回持ち越しです。会派としての意見をまとめて、次回の委員会(6月議会中)での審査という申し合わせになりました。市民のみなさんの議会に対する働きかけが決めてとなります。
報告事項(2)平成17年度行財政改革実施計画実施結果報告については、61実施項目についての結果が説明されました。
たとえば、”公立保育園の民間委託”の項目では、H17年度の効果額が38,742千円です。多様な保育ニーズに対応するためには民間の方がスムーズに対応できる。との理由で民間委託がすすめられていますが、評価の基準はいくら節約できたかです。民間委託での環境の変化などに対する評価はあらわれてきません。
横浜市では、22日横浜地裁で市立保育園の民営化をめぐっての行政手続きを違法とする判決が出されています。行革のしわ寄せを子どもに求めてはなりません。
倉敷市では、平成17年4月1日から浦田保育園、本年4月1日から和井田保育園が民間委託されています。委託に伴う環境の変化等についても十分な検証が必要となります。引き続き求めていきたいと思います。
その他の事項で(1)チボリについて、県との協議については4月13日以降3回行った。現在の市の態度は5月19日市長定例記者会見の中身「県営公園化は新たな展開と認識しているが、これまでのスタンスはかわらない。」とのこと。
何はともあれ、「新たな税金を投入するな」の世論を強めていかなければなりません。
(4)官民競争入札制度(市場化テスト)導入準備業務委託は優先交渉権者として(財)日本経済研究所に決定した旨の報告。
業務委託の中身は、市の官民競争入札制度(市場化テスト)導入準備業務仕様書によると、
「具体的な業務の進め方は,受託者の提案によるが,主な業務として,次に掲げる項目を想定している。
(1) 導入にかかる基本方針の策定及び事業仕分けの実施業務
(2) 官民競争入札対象事業の選定業務(可能性調査業務)」
とある。市場化テスト導入そのものが公の仕事の放棄と考えるが、これではまるで丸投げである。市の主体性がどこにあるのか、公の仕事のあり方そのものが問われてくることになる。本当にこれでいいのか、市の担当者諸氏。
6月8日から6月定例市議会が始まるが、問題点を大いに明らかにしていきたい。
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