ラグーナ蒲郡を運営する蒲郡海洋開発(株)から説明を受けました。昨日のブログに書いたとおりの実態のようで、H18年3月期決算で、売上げ52億円、経常損失3億8900万円。減損会計導入により、195億円の累積赤字というものです。
今回、このテーマパークの再建のために愛知県、蒲郡市、トヨタ自動車ほか民間8社で総額138億円の増資が決定したそうです。出資比率で県・市で51%の確保が必要なことから、愛知県42億円、蒲郡市28億円となります。
この種の第三セクター方式のテーマパーク事業に、市民・県民の貴重な税金が投入されることがはたしてどうなのか、問われざるを得ないと思います。
また、集客アップ策をどうするのか、黒字経営に持っていくにはどうするのか、の説明がありましたが、明確な展望は説明をうけている限りでは、どうも見えてきませんでした。
「集客アップには、全国的なブランドの借り物イベントしか策はないと思っている。2年続けてイベントを開催しての感想です。」 こう、述べられました。逆に考えてみると、イベントを開催するためだけなら、こうした施設は必要ないのではないかと、私はふとそう思ったわけです。
話を聞くにつれ、倉敷市のチボリ事業とオーバーラップしてきます。愛知県と蒲郡市は税金投入を増資という形で決めたようですが、これは泥沼に更に足をつっこんでいくことになりはしないか、チボリ事業と考え合わせながら、思った次第です。
いずれにしても、倉敷市のチボリ事業には「税金は投入させない」という運動を、市民の中に広げていかねばと感じた今日のラグーナ蒲郡での視察でした。
↓ラグーナ蒲郡の入場無料のショッピングモール&レストラン(上)と有料のテーマパーク「ラグナシア」(下)
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