4月(07年)に実施され、11月に結果が返ってきた「全国一斉学力テスト」について、このテストは、競争強化と子どもと学校の序列化をすすめるもので、実施そのものに反対であり、来年度以降、倉敷市が参加しないことを強く求めました。
次の問題点を指摘し、教育長に質問しましたが、答弁はすれ違いでした。
○全員参加のテストは必要ない
「『基本はいいが、応用力は弱い』といった大まかな様子を知るだけなら、全員でなく、一部の子どもをぬき出してテストしてもわかる」という疑問の声が新聞報道でもなされています。
○4月実施のテスト結果の返却が11月では、児童・生徒の指導に生かすことはできない。 学習効果は得られない
「答案用紙でも帰ってくればまだしも、結果の通知は○×だけで、子どもも今となったら、間違っていた問題についても、何がどうして間違っていたのかもおぼえていないし、わからない」という保護者の率直な意見に現れています。
「全国一斉学力テスト」は参加すべきでない。次の意見に集約されていると思います。
「今回テストを受けた子どもは約230万人。費用は77億円です。お父さん、お母さん、先生からは、このお金を使って、少しでも先生を増やしたり、学校の設備を新しくしてほしいという意見が出ています。」(2007年11月9日付け山陽新聞「子どものページ ニュースなぜなに」より)
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