閉め切りから、14年が経過しました。国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門の常時開門を命じた福岡高裁判決(2010年12月6日)が確定し、新たな段階に入っています。
鹿野農水相は、2月25日の衆院予算委員会分科会でわが党の赤嶺政賢議員の質問に答え、「3年以内の開門に向けて対応していく」と述べました。
日本共産党は、福岡高裁判決が命じた3年以内の潮受け堤防排水門の開門に向けて、水害対策などできることからただちに取り組むよう求めています。
(水害対策着手早く/諫早開門で赤嶺議員が指摘 - しんぶん赤旗)
> 諫早湾潮受け堤防
①津波や高潮が予測される時に、水門を閉めれば効果が高まる防波堤として使えそうですね。
②「失敗百選」の「遺跡」として観光資源にもなりますね。
「この干拓工事による漁業被害の事例は、文部科学省の外郭団体である科学技術振興機構(JST)のまとめた失敗知識データベース「失敗百選」において「ノリを始めとする漁獲高の減少など、水産業振興の大きな妨げにもなっている」として公共事業(建設事業)での失敗例として事例提供され、この結果に至ったシナリオ(経緯)として「組織、管理、企画、戦略不良、利害関係未調整で事業開始、誤判断、狭い視野、社会情勢に未対応、調査検討の不足、事前検討不足、環境影響調査不十分、計画・設計、計画不良、走り出したら止まらない公共事業、裁判所による工事差し止め命令、二次災害、環境破壊、赤潮発生、漁業被害、社会の被害、人の意識変化、公共事業不信」としている[2]。」
諫早湾干拓事業 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/諫早湾干拓事業
投稿情報: 名無し | 2011年5 月 5日 (木) 09:59