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2011年12 月28日 (水)

コメント

白井浩子

寒さの中、決意を込めて朝宣伝、敬服します。
長くなって恐縮ですが、どうしても知らせたくて、投稿します。

勉強会お知らせ:
<脱原発をめざして―自然エネルギーを考える>主催: 「現在」研究会(”いま研究会”、といいます) 

日時: 2012年1月7日(土)13:30~16:00
会場: 岡山民主会館内センター事務所
    岡山市北区伊福西町1-53 
テーマ: TPPと自然エネルギー--地域・日本・グローバリゼーション--
報告者:
 ・榊原精さん(元・岡山大学工学部)
 ・宇野忠義さん(元・弘前大学・農業経済)
 ・小畑隆資さん(コーディネーター)

自然エネルギーの町・葛巻町の事例を榊原さんにご報告いただきます。
同時に、地域再生を考える場合、やはりTPPの問題とも関連するとのことで、宇野忠義さんにもご報告をいただき、「地域―企業―政府―世界のシステム再構築」の視点から検討することになりました。(下記、昨年の経緯の紹介も参照してください。)

=====
昨年(2011年)の研究会の経緯を紹介します。
2011年11月26日、岡山大学自然科学研究科元教員の榊原精さん(機械材料学専攻)に、標記の内容で報告していただきました。報告の構成は、以下のとおりでした。
1.脱原発の必然性、
2.自然エネルギー発電の種類と特徴、
3.自然エネルギー発電の現状、
4.脱原発に向けての供給側の方策―自然エネルギー発電の拡大と火力発電の効率化、
5.脱原発に向けての需要側の方策―省エネ、
6.自然エネルギー発電と国の政策、
7.自然エネルギー発電と地域。
わたしたちの最大の関心事である、自然エネルギーへの転換の可能性と問題点は何かについて、具体的な数値や事例を挙げて分かりやすく解説していただきました。

報告者の問題提起の基本は、「自然エネルギーへの転換は、技術的には可能である」というもので、そこで、「政府=国、電力会社、地域、消費者、の課題は何か」を明らかにするものでした。
実際に、広大な塩田跡地を、太陽光発電に利用するかどうかが話題になりはじめている地域の方々からの参加もあって、そこでの<原発=中央集権型 VS 自然エネルギー=住民自治型(「地産地消」=「地域住民の自治による運営が可能」)>との理解に対して、議論が活発に行われました。
・自然エネルギーは、「地産地消」の自律的な「住民自治」を展望し得るのかどうか。
・太陽光発電をはじめとする自然エネルギーの技術は、最先端技術を独占する大企業の支配するところとはならないのか。
・形を変えた中央集権=大企業支配と地域の下請化にならないような、地域と大企業と政府の新たなシステムの展望とのなかで、自然エネルギー問題を考える必要があるのではないか、などなど。

こうした議論のなかで、報告で紹介された岩手県葛巻町の事例に関心が寄せられました。
葛巻町では、
・「街の消費電力の160%を自然エネルギーで発電」しており、
・「風力発電は2万2000kWの発電能力があり、年間5600万kWの発電量で、売電収入2000万円を得ている」。その他、
・「牛糞尿バイオガス」=37万kW、
・「木質チップバイオガス」=電力量120kW+燃焼熱135万kW、太陽光=90kWなど、
葛巻町は、まさに自然エネルギー利用のモデルケースといっていよいものです。

ここでの、<政府=国、電力会社、自然エネルギー開発企業と、「住民自治」との関係はどうなっているのか>に大きな関心が寄せられました。

 こうした関心から 次回(2012年1月7日)は、あらためて葛巻町の事例を榊原さんにご報告いただきます。
同時に、地域再生を考える場合、やはりTPPの問題とも関連するとのことで、宇野忠義さん(農学)にもご報告をいただきます。
全体として、地域―企業―政府―世界のシステム再構築の視点から、上記の勉強会を持つことにしました。(小畑)不明な点は、白井が仲介します。

名無し

> 東電福島第一原発事故の収束

本当に核燃料を無事に回収して安全に閉じ込め続けておけるのか。
見通しが立っていないのは、民主党政権・役所・東京電力が、期間を幅広くして曖昧なことからも伺える。
危険極まりない原子力発電所を日本中に配置して既に老朽化して廃炉の見込みが立たず延命している事態は空恐ろしい。
早く、事故を起こす前に、福島第一原発以外の原子炉も廃炉にする道筋を考えるべきだ。
資本は海外に逃げられるが、日本人は逃げられない。
日本の国土を使い捨てにされては堪らない。

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