今日の参院財政金融委員会で日銀の白川方明理事が、バブル崩壊後の金融緩和によって1991年の利子収入38兆9000億円を基に2004年まで金利水準が変わらなかったと仮定して計算すると、14年間の利子収入の総額は現実に家計が受け取った利子収入より304兆円多くなるという試算を明らかにしました。
平たく言うと、銀行が国民に支払うべきだったはずの利子を、自分の懐に暖めていたということ。14年間で304兆円。
この超低金利政策は、1985年の五カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G5)による「プラザ合意」から始まります。アメリカの国際収支の赤字穴埋めのために、日本は抵抗することなく低金利政策を受け入れたのです。(2002年5月22日(水)「しんぶん赤旗」”政府が80・90年代に超低金利にしたのは?”)
第24回日本共産党大会決定でも明らかにされた、
-アメリカいいなり政治の異常-
そしてその結果が、大銀行応援として現れるわけです。
-極端な大企業中心主義の異常-
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