「人間裁判」として知られる朝日訴訟の精神をひとりでも多くの方に伝え、社会保障充実の運動の輪を拡げるための 会が結成されました。
結成総会に、父母と一緒に参加しました。父は、国立早島療養所で朝日茂さんととも戦った仲間のひとりであり、母はそこで働く看護師でした。在りし日の朝日さんを知る、数少ない者のひとりです。早島は父にとっても母にとっても、今の生き方そのものの原点となった場所でもあります。深い思いがあるでしょう。
当時、朝日訴訟弁護団の弁護士新井 章先生から「朝日訴訟の闘いとその今日的意義」と題しての記念講演が行われました。朝日訴訟とは?なぜ起こされたか?10年の闘いが話されました。そして、この10年の裁判闘争から何を学び、今日の闘いに生かすのかが話され、ここに、今日の講演の主題があったかと思います。それは、
①「権利は、闘ってのみ勝ち取れる」ということの真理性
②問題の本質を見抜き、闘う「思想」を身につけることの大切さ
③権力との闘いに勝利するには、権力側に見合い、彼らを凌駕するだけの力を身につ けて闘いに臨むこと
④大衆的・普遍的な課題で闘いを発展させ、「統一的な」姿勢・作風を堅持して広汎な人々に訴え、大衆を闘いに結集させることがカギであること
⑤運動を組織し発展させる上で、「守る会」方式と「対策委員会」方式とを組み合わせて進めることの有効性
⑥裁判闘争と基本的な政治的・社会的な要求運動との相関関係を的確に認識し、裁判闘争はあくまで基本的な要求運動の手段であり、一環であることを見忘れないこと
「そして、今、憲法改定が企てられているが、この憲法があればこそ、闘うことができる。
憲法改悪を許してはならない。」で締めくくられた。
私もさらに決意を固めたところです!
結成のアピール全文です。→ appear.pdfをダウンロード
賛同される方は、ぜひ入会を!
朝日様、コメントありがとうございます。
憲法25条が今ほど、踏みにじられている時はないと思います。
人間の尊厳が保たれる社会の実現のため、頑張る決意です。
投稿情報: 末田正彦 | 2006年2 月21日 (火) 17:38
NPO法人朝日訴訟の会設立総会へのご参加、ホームページ掲載など、ありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。
投稿情報: 朝日健二 | 2006年2 月21日 (火) 10:33