2008年度一般会計予算案(1,430億7,800万円)などを審議した2月定例会が本日終わりました。
最終日の本会議で、請願「非核平和倉敷市宣言の採択を求めることについて」が、公明党、新生クラブ、新風会他の反対で否決されました。審議を付議されていた総務委員会では「採択するべき」と決していましたが、本会議でくつがえされたわけです。
核兵器廃絶は人類の悲願です。それに背を向けるとは、許せる話ではありません。
私は、採決に先立ち、「採択すべき」と討論に立ちました。討論全文は次のとおりです。
「日本共産党倉敷市議会議員団の末田正彦です。私は、請願第53 号『非核平和倉敷市宣言の採択を求めることについて』、委員長報告のとおり、採択することに賛成の立場から討論をおこないます。
請願にありますように、核兵器廃絶は、国民すべての強い願いであり、唯一の被爆国として、私たち日本国民の果たすべき役割は大きなものがあります。二度と広島・長崎の悲劇をくり返させてはなりません。
非核三原則、”作らず・持たず・持ち込ませず”、は国是であります。一部には核廃絶というと、原子力の平和利用そのものを否定するかのような議論がありますがそうではありません。今、世界の人々が一致して望んでいるのは、この地球上から人類を破滅に導く核戦争を起こさせないことであり、核兵器の廃絶です。この請願はまさにそのことを求めているのです。
昨年の第61 回国連総会では新アジェンダ連合の核兵器廃絶決議案が、賛成157 対反対7 の大差で採択されるなど、国際法と人道に違反する核兵器の廃絶を求める声は圧倒的な国際世論となっています。
倉敷市は平和都市宣言をしている自治体として、さらに一歩すすめて、人類と絶対に共存することが出来ない核兵器の廃絶を高らかに宣言することは、極めて当然のことであります。真備地域、船穂地域では既に非核の宣言がなされています。
よって、『非核平和倉敷市宣言の採択を求めることについて』は、採択すべし、と申し上げ、議員のみなさんの賛同を心から期待しまして討論といたします。」
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