保健福祉委員会で愛知県岡崎市、東京都三鷹市、同渋谷区に行きました。
岡崎市では保健所を含む健康づくりのための複合施設「岡崎げんき館」です。PFI手法での運営せす。保健所業務は直営でありますが、施設の建設・維持管理、健康づくり支援事業、子ども育成支援事業、市民交流支援事業は、大成建設(株)を中心としたSPC(特定目的会社)によって行われています。
保健所職員により説明を受けたのですが、SPCで働く人たちはほとんどが、パート労働者だそうです。公務労働が、多くの非正規労働者を生みだしているわけです。
行政はPFI事業契約の条件として、正規雇用を求めるなど働く人たちの雇用条件をきっちりと指定するべきです。
三鷹では子ども家庭支援センター事業について説明を受けました。ここでは、子どもと家庭に関する総合相談、子ども家庭在宅サービス等の提供・調整、関係機関と連携しながらの子どもと家庭を支援するネットワークの構築を図っています。
渋谷区では、特別養護老人ホームを中心に、保育園、介護予防施設などからなる複合施設「美竹の丘・しぶや」を訪問しました。ユニットケア型で運営されている特別養護老人ホームは、職員配置を国の基準の倍の職員を配置するなど、手厚い介護体制を取っています。区からの上乗せの補助があればこそだそうです。
全国どこでも問題となっていますが、職員の定着をすすめていくことが大きな課題だそうです。介護保険に対する、脆弱な国の予算処置がそうさせているのです。
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