秋田県仙北市(人口31,784人)、男鹿市(34,376人)に行政視察にお伺いしました。
仙北市では市立田沢湖病院で市民病院経営改革推進の推進・未収金の徴収対策について、お話を伺いました。その中で市議会議長が、バス路線の縮小などで、通院する高齢者の足の確保が問題になっており、そのため空白地域に市独自でバスを運行していること。また医師確保が大きな問題になっているを話されました。
男鹿市では、放課後児童健全育成事業・幼保一体型施設建設事業について視察しました。秋田県では全国一少子化がすすんでいる中で、県・市町村をあげて子育て支援策を実施している事の説明をうけました。学童保育は小学校区すべてに設けられ、6年生まで受け入れ、待機者はいないとのこと。
また、7つある保育園は公設公営で運営されており、待機者はゼロ。乳児保育、延長保育、一時保育、障害児保育、休日保育、病後時保育など様々なメニューが用意されています。
私は「倉敷市では、多様な保育ニーズに対応するためとして、保育園の民間委託がすすめられているのですが、御市ではそういった話は出ていないのですか」とお聞きしました。担当者は「本市では、市長の方針が保育園は公設公営で運営する。また、保護者の皆さんからも公設公営がいいとの声が多い」と説明されました。
男鹿市の保育メニューから見ても、倉敷市が保育園を民間委託するにあたっての理由としてきた「多様な保育ニーズ、云々」は理由になっていない。強く感じたところです。
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