保育園の待機児童対策、ひどいものです。
新たな保育園をつくらない限り、安心して子どもの育ちを保障することは出来ません。
2/1現在、保育園を待っている児童数は、待機児童44人、保留児童656人。
幼稚園の空き教室を利用して、保育園の分園を作っての対応。それでいいのでしょうか。
給食室はありません。「保育園内での給食調理を行なう」という方針に反しています。
そして、空き教室をお願いする幼稚園の耐震性能は大丈夫なのですか?
市長曰く、「保育園、幼稚園は一階、二階で低層だから比較的安全性が高い」
建物が地震に対して安全かどうかの判断は、建物が高いか低いかではありません。
耐震診断で得られる構造耐震指標という科学の指針で決まります。
幼稚園の園舎、耐震強度が不足している建物が多くあります。
本当に、大丈夫なのですか?
末田正彦本会議質問原稿(PDF208KB)
> 市長曰く、「保育園、幼稚園は一階、二階で低層だから比較的安全性が高い」
是非、教訓を生かしてもらいたいのに、倉敷市長には、阪神・淡路大震災の教訓を、ご存じ無いようだ。
聞く耳を持たなかったり、それを職員が知らせられない空気があるのなら、そちらも心配だ。
倉敷市長!、まだ選挙前ですから(笑)、選挙の公約に、耐震・耐火性能の確保を盛り込んで下さい。
「【教訓情報】
01.多数の建物が被災した。住宅被害の多さと、公共建物被害の多さが際だった。
【教訓情報詳述】
02) 行政の庁舎や学校など、公共建物被害の多さも際だち、全半壊した住宅以外の建物
の15%が公共施設だった。安全性が確認できないままに避難所として使われているものも
見られた。」
阪神・淡路大震災教訓情報資料集のダウンロード
【03】建築物の被害(pdf)
http://www.bousai.go.jp/1info/kyoukun/hanshin_awaji/data/detail/1-1-3.pdf
投稿情報: 名無し | 2012年3 月 9日 (金) 03:12
今日は、用事で傍聴、かないませんでした。
或る友人の関係者が倉敷で保育士なのです。
その実態を聞いて心配もしますが、怒りをおぼえます。
――残業は長いし、持ち帰り業務も多く(家族まで巻き込んで夜中まで作業する!)、あまり酷いので保育士として入所しても3ヶ月ほどでやめる人が多い、自分が身体を壊す可能性もあり労働基準所に訴えた、過日そこから視察に来たが訴えた本人の他は問に対して「仕事はそれほどきつくない」などの回答をした(事実ではないのです)、良心的な視察者からは裁判に訴えることが要ると言われた、などなど――
気になって、公立も民間も、倉敷市内の幼稚園、保育園をwebで見てみました。HPを備えているところはまだ少なく、実態はやはりその園の従業員に直接伺わないと分からないと思いました。
まだ、他にも園での労働者を知っているので、順に実態を伺いたいです。
そうして、保育労働者の間にネットワークなどつくり、仕事のことなど親しく話しあうことが大事だと思いました。
防災に関して言えば、まさに末田さんの言うように、市長が単に感覚で「低層建築だから危険は少ないと思う」などという推量ではなく、事実に基いての危険度を測るべきですね。
海岸のごく近くに在る園もあります。こういう園は、建築に加えて、津波などに対する防災はどうなのでしょうか。大いに心配です。
冒頭の事例のような酷い園とは反対に、保育士がそろって長久さん(学習協)の勉強会のコースを進めている良心的な園も知っています。何より、労働者自身がこのように努力して、社会をよく学び、自分の位置を知ることが要りますね。上に申しましたネットワーク作りが大事だと思います。
投稿情報: 白井浩子 | 2012年3 月 8日 (木) 23:37