憲法改悪反対児島共同センター主催で教育基本法の学習会を開催しました。
岡山県高等学校教職員組合書記次長 藤原真先生が講師です。
『教育基本法を知っていますか ~教基法ができたわけ~』
と題して(9月3日紹介のタイトルと少し変わったのはご容赦を)、お話をしていただきました。参加者のみなさんは、現役教師の方、教師OBの方、そして一般の方々です。今政府が改悪を企てている教育基本法の成り立ちから、改悪のその危険な狙いについての詳しい話でした。内容は、
①教育基本法を読んでみましょう
②教育基本法ができたわけ
③なぜ今、教育基本法「改正」なのか
④改悪より先を行く教育現場
⑤今こそ教育基本法を生かすとき
そして、教育基本法の前文の『...この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。』このくだりに、教育に携わる教師はもっと誇りを持っていいのではないかと、話されました。その通りだと思うし、すばらしい文言です。
私事ではありますが、高校3年の娘が小学校にはいるとき、入学式で保護者代表挨拶の機会を与えてもらいました。
教育基本法第一条(教育の目的)を読み上げ、子どもへの思い、学校教育への期待を込めて挨拶をした思い出があります。第一条もいいですよ。(その後の挨拶では、前年の挨拶と言うことでの参考にしてもらえなかったようです。)
『教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。 』
政府の改悪案は、崇高な教育の目的を、時の政府の思いのままの考えを子どもに押しつけようとするものになっています。特に今は、憲法9条改悪と一体的に行われようとしているところが本当に危険です。
今が、みなさん頑張り時です。
ところで今日は、紙芝居から始まったのですよ。
2003年に作ったそうです。『育子ちゃん危ない。教育基本法を守れ』 内容はブラックユーモアあるれる話です。
しかし、先生の話によると「当時は笑って見ることができたが、今は笑えない。既に学校現場では、基本法改悪の先取りが行われている。」
今日学んだ参加者のみなさんが、教育基本法改悪をストップさせるためにも語り部となること。そして運動を広げすすめていくこと。その思いを固めあうことが出来た学習会となりました。
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